ICLの手術することを決意
初回検査問、受けた説明内容の
①ICLについての詳細説明
②手術前後の説明
③ICLの費用について
詳細を説明したいと思います。
※クリニックより頂きました資料を一部転記致します。
①ICLについての詳細説明
有水晶眼内レンズ
現在、近視・乱視に対する矯正手術はエキシマレーザーを使用して角膜を削り角膜の形状を変化させて矯正を行うレーシック術が主流となっております。
しかし、屈折度数や、角膜の形状・厚さなどによってはレーシック治療の対象外であったり、効果が期待できないなどレーシックが適さない方もいます。
そのような方への治療方法として、虹彩と水晶体の間に人工レンズを挿入する有水晶体眼内レンズ挿入手術(フェイキック手術)という手法があります。
この眼内レンズは1997年にヨーロッパでCEマークを取得し、2005年12月米国FDAにより医療機器として承認されています。
日本でも2010年2月に厚生労働省より「有水晶体後房レンズ」としてICLが承認され、2011年11月に乱視ありのICLレンズも承認されました。
2011年4月には穴ありのICLレンズがヨーロッパでCEマークを取得し、2014年3月には厚生労働省から承認を受けました。
2019年時点で世界70カ国、合計90万眼に挿入された実績があります。
レンズについて
この眼内レンズには生体コラーゲンが使用されています。
柔らかい素材で出来ているため、衝撃で割れたりすることはありません。
ICL手術の適応は?
殆どの近視が適応となります。
レーシック治療と同様に白内障や緑内障などの眼の病気があるとできません。
年齢は18~50歳程度の方が対象となります。
手術の方法は?
手術は片眼で10~15分ほどかかります。片眼ずつ行い、1日で両目の手術を行います。
1.瞳孔を大きくする点眼薬を手術開始前に点眼します。
2.点眼麻酔をすることで痛みを和らげます。
3.器具でまぶたを開けます。
4.角膜に切開創を作成します。
5.眼内レンズを切開創から挿入し、虹彩の裏側に固定します。
6.切開創の閉鎖を確認して終了です。
②手術前後の説明
手術後、視力について
○近視・遠視・乱視は残ることがあり、一般的には裸眼視力で1.0前後を目標とします。
また、術後の視力は徐々に改善していき、視力の状態が安定するまで1週間から1ヶ月程かかります。
○ICL手術を行った後に、必要あがればコンタクトレンズやメガネによる矯正補助も可能です。
【痛み・異物感・しみる感じ】
手術後、複数の理由で痛みや異物感などが出る場合がありますが、徐々に改善していくことが殆どです。
【ぼやけ・近くが見えづらい】
手術後間もないうちは、眼の炎症や出血などによりぼやけて見えたり、近くが見えにくかったりする場合がありますが、通常は時間の経過とともに軽減していくことが殆どです。
【光輪視・ハロー・グレア・スターバースト】
ICLはレンズの中心に孔が空いているため、光源を見ることで、光源の周りに輪が見えることがあります(光輪視)。
またレーシックで代表的なハロー・グレア・スターバーストを感じる場合もありますが、レーシックと比較すると低ないのが特徴です。
通常は時間の経過とともに徐々に慣れていきますが、完全に消える事はありません。
【日中のまぶしさ】
パソコン画面や天気のよい日など、裸眼視力の向上に伴い、今までよりまぶしく感じる場合があります。
徐々に慣れて行く場合が殆どですが、残る場合もあります。
【老眼】
ICL手術では老眼を治療することはできませんので、老眼が始まっている40歳前後の方は手術後に老眼鏡が必要です。
【角膜への影響】
角膜は、内側の細胞(内皮細胞)により酸素や栄養の代謝や水分調整がされています。
内皮細胞は加齢とともに減少していきますが、極端に減少してしまった場合には、角膜が濁ってしまう場合があります。
手術後、長期にわたり目の炎症が続く場合にも内皮細胞に障害をきたす場合があり、この場合にはレンズを除去する必要があります。
③ICLの費用について
今回、私は友人の紹介もあったためいくらか割引になりました。
費用の総額として約50万円でした。
強度の近視のためICLの中でも費用が高いレンズを使用するため高額になりました。
中程度の近視であればさらに5万円くらい安くなると思われます。
そして、ICLの手術を受けることを決意しました。