「幸福、願い続ける」ブライダルベール花言葉
ブライダルベールの特徴
ブライダルベールは、吊り鉢仕立てにするとベールのような形に茂り、白色の小花をつける草姿が、花嫁のベールを連想させるので、ブライダルベールと呼ばれています。
ブライダルベールが属するギバシス属は、メキシコを中心に熱帯アメリカに11種が自生しています。ブライダルベール(Gibasis pellucida)は、英名をタヒチアン・ブライダルベールといいますが、タヒチ原産ではなく、メキシコ原産です。
葉は披針形で暗緑色、葉裏は暗赤紫色です。
花は白色で、年間を通して開花します。
葉に黄色の縦縞が入る園芸品種の‘バリエガタ’(G. pellucida ‘Variegata’)もあります。
ブライダルベール 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
年間を通して日光によく当てます。光線が不足すると花つきが悪くなります。
水やり
春から秋は鉢土を乾かさないように与えます。冬は、鉢土が乾いたら与えるようにします。
肥料
春から秋の生育期に2か月に1回、緩効性化成肥料を施します。または、速効性の液体肥料を1週間から10日に1回施すのもよい方法です。
病気と害虫
病気:炭そ病
春から秋に炭そ病が発生します。発生を見たら葉は取り除きます。
害虫:ハダニ、カイガラムシ
年間を通してハダニやカイガラムシが発生します。
用土(鉢植え)
腐植質で水はけのよい用土(例:赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土)で植えつけます。
植えつけ、 植え替え
根詰まりなどで茎葉がまばらになったり、茎の伸びが悪くなったりした株は、5月から9月に植え替えます。株元を10cm程度残して切り戻し、鉢から抜いて古い土を1/3取り除いて植えます。
ふやし方
株分け:適期は5月から9月です。鉢いっぱいに育った株は、古い土を1/4~1/3落とし、ハサミなどで2~3株に分けます。そのとき、茎葉も1/3程度間引きます。株分け後は明るい日陰に置き、こまめに葉水を与えます。1週間程度たって、しおれてこなければ、元の場所に戻します。
さし芽:5月から8月に行います。
茎の先端部を4~5節つけて切り、下葉を2~3節落とした茎を、10本程度まとめます。
植えつけ用土と同様の土を5~6号の吊り鉢に入れ、5号鉢の場合は2か所、6号鉢の場合には4か所に、さし穂の長さの1/3をさします。
10日から2週間で発根し、1~2か月でわき芽が動いてきます。2~3か月でこんもりした株に仕上がります。NHK出版より