「どこでも成功、可憐、あなたを許す」 ネモフィラ花言葉
ネモフィラの基本情報
学名:Nemophila
和名:ルリカラクサ(瑠璃唐草) その他の名前:ベビーブルーアイズ
科名 / 属名:ムラサキ科 / ルリカラクサ属(ネモフィラ属)
ネモフィラの特徴
ネモフィラは森の妖精のような、澄んだブルーの花が愛らしく、春の花壇やコンテナの寄せ植えなどに多く利用されています。
細かく切れ込んだ葉が密に茂り、自然に分枝して咲きながら大きくこんもりと成長します。
株張りは20cm以上になり、鉢やコンテナの縁からあふれるように咲かせると見事です。
緑化材料のワイルドフラワーとしても利用され、ハナビシソウ、リナリア、リムナンテス、ギリアなどと混合したタネを秋にまくと、4月には花いっぱいのお花畑がつくれます。
ネモフィラ属には18種がありますが、栽培されるのはブルーのメンジェシー種(Nemophila menziesii=インシグニス)と、その変種2種、そしてファイブスポットと呼ばれる大輪のマクラータ種(N.maculata)です。
ネモフィラ 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日照が多く、冷涼な気候を好みます。生育適温は5~20℃ぐらい。
秋まきの一年草ですが、寒冷地では春まきもできます。
気温の上がる6月には株が枯れ、冬期-5℃以下になるところでは防寒が必要です。長日で開花します。
移植を嫌うので、花壇や鉢に直まきするか、ポットなどで育苗しておいて、根を切らないように注意して植えつけます。
水やり
多湿は根腐れや病気の原因となります。水はけをよくしておいて、用土が乾いたらたっぷりと与えるようにします。
肥料
庭植えではほとんど必要ありません。肥料分が多いと徒長して軟弱に育ちます。
鉢植えでは、生育の様子を見て液体肥料などの追肥をします。
病気と害虫
病気:灰色かび病
日当たり、風通しが悪い場合や、多肥多湿の環境だと、葉にカビが生えて腐らせる灰色かび病が出やすくなります。
害虫:アブラムシ
春になると出やすくなります。見つけしだい早めに防除します。
用土(鉢植え)
水はけのよい用土であれば特に選びません。市販の草花向けの培養土も利用できます。
肥料分の多いものは使わないほうがよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
ポット苗の流通が多く、2月から4月に出回ります。
購入した苗は急激な環境変化に注意して植えつけます。
深植えはよくありません。苗が不安定なようなら、株元をバークチップや小砂利などで固定します。
ふやし方
タネまき:タネでふやします。5月から6月に採種したら、秋まで乾燥貯蔵しておき、9月から11月にまきます。
2mmくらいのタネで、発芽適温は20℃くらい。軽く覆土しておくと10日ほどで発芽します。
直まきの場合、株間10cm以上になるよう間引きを行います。
主な作業
霜よけ、マルチング:冬期、霜柱などで苗が浮き上がらないよう注意します。霜よけやマルチングが有効です。
また、水はけをよくして、余分な水分が残らないようにしておくことも大切です。
NHK出版より
ネモフィラの種類(原種、園芸品種)
ネモフィラ・メンジェシーNemophila menziesii
インシグニスとも呼ばれる代表的な種類。
花径2cm前後、花の中心部がくっきりと白く、花壇のよいアクセントになる。
‘ペニー・ブラック’Nemophila menziesii var.discoidalis ‘Penny Black’
メンジェシーの変種ディスコイダリスの品種。
やや小輪。黒に近い色で白い縁取りとなる。
‘スノーストーム’Nemophila menziesii var.atmaria ‘Snowstorm’
メンジェシーの変種アトマリアの品種。
白花で細かい斑点が散らばるように入る。