「臆病な心」 シバザクラ花言葉
シバザクラ(芝桜)の基本情報
学名:Phlox subulata
和名:シバザクラ(芝桜) その他の名前:モスフロックス
科名 / 属名:ハナシノブ科 / フロックス属
シバザクラの特徴
シバザクラは、茎はまるでシバのように広がり、春にサクラに似たかわいい花を咲かせます。
一面に花を咲かせる様子は、花の絨毯のようで圧巻です。
常緑で、地面を覆いつくすように密生し、土の流失も防ぐため、花壇の縁取りや石垣、のり面などで利用されています。
ただ、シバほど踏圧に強くないので、人が踏まないところで育てるのがよいでしょう。
株が混んでくると枝枯れすることがあるので、秋に株分けして植え替えます。
シバザクラ 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日なたを好み、水はけのよい土壌が向いています。
水はけが悪いと、高温多湿の時期に株が蒸れて枯れやすいので、傾斜地や石垣のような水がたまらず、乾燥しやすい場所で育てます。
水はけが悪い場合は、パーライトや軽石、腐葉土などの有機物などをよくすき込んで、土壌改良します。
水やり
植えつけ後、根づくまでは、土が乾き始めたらたっぷりと水やりをします。
その後は、庭植えの場合はほとんど不要です。鉢植えの場合は、鉢土がよく乾いたらたっぷり水やりします。
過湿に弱いので、水の与えすぎには注意します。
肥料
2月下旬から3月上旬に、液体肥料を規定倍率に薄めて2週間に1回程度施し、3月下旬に1回、緩効性化成肥料を規定量置き肥します。
病気と害虫
ほとんど発生しません。
用土(鉢植え)
水はけと通気性のよい土が適しています。
市販の草花用培養土に川砂を1~2割混ぜて用いるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
9月下旬から11月中旬、あるいは3月下旬から6月下旬に、ポット苗を20~30cm間隔で植えつけます。
ふやし方
さし芽:9月下旬から10月下旬に、茎の先端を5~10cmほど切り、肥料分の少ない用土を入れた3号ポットに3~5本をさします。
株分け:花後に株分けします。
3号ポットに収まるような大きさに株を分け、根が乾燥しないように土に埋め、十分に水をやって活着させます。
主な作業
刈り込み:花後に、茶色くなって枯れた花がらを切るようにして刈り込みます。
梅雨の時期までに行えば、株が蒸れて枯れるのを予防できます。1か月後には、新芽が吹いてきます。
目土:長年育てていると、株元がはげてくることがあります。
茎が地表面から浮き上がってすき間が見えたら、芝生の目土の方法と同様、上から砂を足し入れ、茎と地表面を密着させます。
そうすると、茎から根が下りて活着し、新芽も吹いてきます。NHK出版より
シバザクラ種類(原種、園芸品種)
‘マックダニエルズ・クッション’ Phlox subulata ‘McDaniel’s Cushion’
大きな花が特徴。冬も葉の緑色が濃い。丈夫で育てやすく、人気がある。
‘オーキントン・ブルーアイ’Phlox subulata ‘Oakington BlueEyes’