「大きな希望」 カルミア花言葉
カルミアの基本情報
学名:Kalmia latifolia
その他の名前:アメリカシャクナゲ
科名 / 属名:ツツジ科 / ハナガサシャクナゲ属(カルミア属)
カルミアの特徴
カルミアはコンペイトウのような形をした、色濃い蕾を持っています。
花が開くと皿形になり、色は薄く模様が入って、蕾の様子とは全く異なった印象を受けます。
開いた花をよく見てみると、雄しべの先は花弁のくぼみの中に収まっています。
この雄しべは、飛来した昆虫などによって刺激を受けると飛び出して、花粉も散るというおもしろい仕組みをもった花です。
カルミアは、7種からなる小さな属で、北アメリカとキューバに分布する常緑低木です。
一般にカルミアと呼ばれるのはラティフォリア種(Kalmia latifolia)をさし、いくつかの品種が鉢植えや庭植えの花木として栽培されます。
栽培はシャクナゲに準じ、夏の暑さと乾燥に注意が必要です。
カルミア 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植え、庭植えともに、西日が当たらない半日陰の戸外で栽培します。
夏は、直射日光を避け、寒冷紗などで50%程度遮光し、さらに乾燥を防ぐために、株元を腐葉土などでマルチングして、暑さを和らげます。
水やり
鉢植えは、夏の高温期を除いて、乾いたら十分に水を与えるのが基本です。根が細く極端な乾燥に弱いため、夏は、涼しい朝または夕方に、葉水を兼ねて水を与えます。
庭植えは、夏以外は基本的に水やりの必要はありませんが、夏の高温期に土壌が乾燥しすぎないように、朝か夕方に葉水を兼ねて十分に水を与えます。
冬でも乾燥が続く場合は、暖かい日の午前中に水やりします。
肥料
鉢植え、庭植えどちらの場合も、5月下旬から6月下旬の間に、花後にお礼肥として固形の油かすや緩効性化成肥料を施します。
秋、涼しくなる9月下旬から10月下旬の間に1回、また2月に1回同様の肥料を寒肥として施します。
庭植えの場合は、枝先の真下ぐらいまでの範囲に根が張っているので、外周部に肥料を浅く埋め込みます。
病気と害虫
病気:褐斑病、花腐菌核病、ペスタロチア病など
葉焼けを起こした部分から菌が侵入し、葉に病斑ができる褐斑病などが発生するので、夏は直射日光が当たらない場所で栽培します。
害虫:グンバイムシ類、アブラムシ、ハマキムシなど
グンバイムシ類やアブラムシは、葉の汁液を吸汁します。発生時期の4月から6月と9月から10月の間には、よく観察しましょう。
用土(鉢植え)
水はけ、水もちがよい酸性用土(pH5.0~6.0)を使用します。
赤玉土4、鹿沼土2、ピートモス3、バーミキュライト1の配合土か、市販の山野草用培養土1と赤玉土1を混合した用土がよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
庭植えでは、水はけのよい腐植質に富んだ酸性土壌に植えつけます。
水はけの悪い場所では、根鉢の2倍以上の植え穴を掘り、底に大粒の軽石や、パーライトなどを5~10cmの厚さで敷き込み、ピートモスと腐葉土を混ぜ込みます。植えつけるときは、深植えしないように注意します。適期は9月下旬から11月、または3月から4月上旬です。
鉢植えは、2~3年に1回を目安としますが、葉が小さくなったり葉色が悪かったりする場合は、根詰まりを起こしているので、植え替えが必要です。
根を1/3ほど整理して、一回り大きな鉢に深植えしないように植えつけます。
植え替え後は十分に水やりし、1週間ほど風が当たらない日陰に置きます。
適期は庭植えに準じます。
ふやし方
タネまき:さし木やつぎ木が難しいため、野生種の場合はタネでふやします。秋に果実を収穫し、タネを取り出して、10月から12月に水ゴケなどにまきます。
春には発芽するので、秋には鉢上げできます。
とり木:園芸品種はとり木でふやします。5月から6月に、樹皮を枝の直径の2倍ほどの幅ではぎ、十分に湿らせた水ゴケを巻いてポリシートで包みます。
ただし、発根には3か月以上かかります。
主な作業
花がら摘み:花がらをつけたままにしておくと果実(タネ)ができ、新梢が伸び始めるのが遅くなります。
そうすると夏までに枝が充実せずに花芽をつけないので、花が終ったら速やかに、花茎の基部から花がらを摘み取ります。
剪定:乱れた樹形を仕立て直す場合は、開花後のなるべく早い時期、5月から6月までに剪定します。
芽吹きがよいので、強剪定することもできますが、その場合、翌年の花は咲きません。NHK出版より
カルミアの種類(原種、園芸品種)
‘オスボ・レッド’ Kalmia latifolia ‘Ostbo Red’
蕾は濃紅ピンクで、花はピンクと色の対比が美しい。鉢植えでも、庭植えでも楽しめる。
‘フレックルス’ Kalmia latifolia ‘Freckles’
白地に、紫がかった紫色の多数の斑点がアクセント。 鉢植え、庭植えどちらでも栽培できる。
‘エルフ’ Kalmia latifolia ‘Elf’
蕾は薄いピンクで、花は白。ほかの色のカルミアと植えると花が引き立つ。
小型の品種で、葉の大きさも、ほかの品種の半分程度。
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