「幼なじみ」 ツルニチニチソウ花言葉
ツルニチニチソウの基本情報
科名 / 属名:キョウチクトウ科 / ツルニチニチソウ属(ビンカ属)
ツルニチニチソウの特徴
ビンカ属はつる性の多年草または亜低木に分類され、日本ではツルニチニチソウ(Vinca major)とそれより小型のヒメツルニチニチソウ(V. minor)の2種がよく知られています。ちなみに、種小名の“major”は大きい、“minor”は小さいを意味します。
どちらも、茎が地表を這い、節から根を下ろして広がります。
グラウンドカバーやコンテナ、吊り鉢の縁から垂らすなど、長いつるを生かして多様に利用されています。
花は春から初夏にかけて、立ち上がる茎の葉腋に青や白色の花を咲かせますが、花よりもむしろ、葉に斑の入る品種がガーデニング素材として親しまれています。
緑葉に白や黄色の斑が入る品種があり、斑の入り方にもバラエティがあります。
なお、斑入り品種は花つきがあまりよくありません。
耐寒性、耐陰性、耐乾性に優れ、周年観賞できます。
ツルニチニチソウ 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
ツルニチニチソウは日当たりから半日陰、ヒメツルニチニチソウは日当たりから日陰でよく育ちます。
花つきをよくするには日当たりが望ましいですが、斑入り品種は半日陰のほうが美しく見えます。
乾燥に強い反面、土壌の過湿を嫌うので、水はけのよい土壌で育てます。
ツルニチニチソウはヒメツルニチニチソウに比べると、やや寒さで葉が傷みやすいので、葉を長く観賞したいときは冬に簡単な防寒をするとよいでしょう。
水やり
鉢植えの場合、用土が乾いたら、たっぷりと水やりします。庭植えの場合は、根がしっかりと張ったあとは、不要です。
肥料
植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜておきます。その後は施肥をすると茂りすぎるので、追肥は不要です。
ただし、鉢植えの場合は、肥料切れすることがあるので、花後に緩効性化成肥料や有機質肥料を施します。
病気と害虫
特に問題となる病害虫はありません。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富んだ土が適しています。
市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土小粒5、腐葉土4、砂1などの割合で配合した用土を用います。
植えつけ、 植え替え
3月下旬から5月上旬、および9月下旬から10月下旬に、30cmほどの間隔で植えつけます。
株元の節を埋めるように深植えにします。
ふやし方
株分けまたはさし芽でふやします。
株分け:つるが土に根を下ろしていたら、そこから切って苗にするのが簡単です。
さし芽:たくさんふやしたいときは、初夏に伸長が止まって茎(つる)が堅くなったころ、先端を切ってさし芽用土にさします。
主な作業
切り戻し:つるの伸びが速く、広がりすぎるときは、不要な部分の切り戻しや間引きを行います。
また、斑入り品種から緑葉の枝が出た場合は、早めに切り取ります。
NHK出版より
ツルニチニチソウの種類(原種、園芸品種)
ツルニチニチソウ Vinca major
ヒメツルニチニチソウと比べると、寒さにはやや弱く、暑さにはより強い。
ヒメツルニチニチソウ Vinca minor
ツルニチニチソウと比べると、寒さにはより強く、暑さにはやや弱く、より耐陰性がある。
八重や紫色の花もある。