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「悲しんでいるあなたを愛する」 リンドウ花言葉

投稿日:2018年9月11日 更新日:

「悲しんでいるあなたを愛する」 リンドウ花言葉

リンドウの特徴


リンドウは秋の山野草の代表的なものです。

本州、四国、九州に分布し、人里に近い野山から山地の明るい林床や草原に見られます。人気が高く、薬草としても広く知られています。

春に細い芽が伸びてきて、ササの葉に似た細い葉をつけ、茎は次第に立ち上がります。

夏が過ぎると茎は次第に横に倒れ、秋が過ぎたころから、先端に小さな蕾をのぞかせます。

蕾は渦状に巻いた状態で、日を追うごとに伸びます。

そして、暖かい日ざしのなかで、青紫色で5裂した筒状の花を数輪開きます。

花後にはさや状の果実がつき、秋も深まるころには葉が枯れて休眠に入ります。

園芸的改良が盛んで多くの品種が見られ、鉢花や切り花などでも流通しています。

リンドウ 育て方のポイント


栽培環境・日当たり・置き場
春の芽出しから梅雨明けまでは、暖かい日ざしのある環境を好みます。

梅雨明け以降は葉焼けしやすいので、寒冷紗などで50%の遮光をするか、明るい日陰に置きます。

秋の彼岸ごろからは再び日ざしの下で管理し、開花と休眠前の株の充実を図ります。冬は強い凍結を好まないので、棚下などで静かに冬越しさせます。

水やり
乾燥するとすぐに葉傷みを起こします。

また、一度水を切らすとなかなか回復しないので、乾かしすぎは禁物です。

水やりは1日1回とし、春、秋、冬は朝、夏は夕方以降にたっぷりと水を与えます。

肥料
肥料を好みます。肥料不足になるとすぐに葉が黄変するので、注意して観察してください。
元肥として、植え込み時に少量の緩効性化成肥料を施します。
芽出しから梅雨明けまでと、秋の彼岸ごろから休眠前までは月2回ほど、三要素等量の液体肥料を施します。さらに、春と秋に1回ずつ置き肥を鉢縁に置くのも効果的です。

病気と害虫
病気:葉や茎が萎縮したり曲がったりしていたら病気です。多湿による株や根の腐敗や葉焼けにも注意してください。

害虫:アブラムシ、ナメクジ、イモムシ、バッタ、ネコブセンチュウなど
アブラムシがよくつきます。ナメクジ、イモムシ、バッタなどの食害にも注意します。根に小さなこぶがついていたら、ネコブセンチュウ(ネマトーダ)です。

用土(鉢植え)
鉢は通気性と水はけのよいものを選びます。
用土は、水もちと水はけがよく、栄養分の豊かなものを好みます。市販の山野草用培養土か、赤玉土小粒と鹿沼土小粒を6:4で配合したものを使います。さらに腐葉土を一つまみ混入してもよいでしょう。

植えつけ、 植え替え
リンドウの仲間は土の中の微量要素の吸収が早く、栄養不足を起こしやすくなります。

また、土壌酸度の変化にも敏感で、すぐに葉が黄色くなります。したがって植え替えはなるべくまめに、できれば毎年か少なくとも2年に1回行います。

植え替え後は1週間から10日ほど日陰に置き、安定したら徐々に日当たりのよい棚上などへ移します。

ふやし方
株分け:植え替えの際に行います。芽がついていても意外に根が少ないので、株を無理に小さく分けず、手で引いて自然に分かれる程度の大きさに分けます。

さし芽:5月上旬から6月上旬に行います。この時期を過ぎると、根が出てその年の花は咲きますが、翌年の芽ができずに枯れることがしばしばあります。

タネまき:花後にさやが黄変して割れると、中に粉のような小さなタネがたくさんできています。

とりまきをするか、保存して春にまきます。タネまき用土は粒が細かいものがよく、まくと1か月ほどで発芽を始めます。

本葉4~6枚で移植をすると、早いものでは2年で開花します。NHK出版より

リンドウの種類(原種、園芸品種)

エゾリンドウ Gentiana triflora var. japonica


北海道から近畿地方の湿った草原に見られる大型種。

細い葉は立ち上がり、葉裏は少し白粉を帯びる。初秋に青い花を数輪ずつ、数段連ねるように咲く。

エゾオヤマリンドウ Gentiana triflora var. japonica ssp. montana


エゾリンドウの変種で、北海道と東北地方の山地や高山草原に見られる。

全体に小型で、花は茎の先端のみにつき、花冠はあまり開かない。

オヤマリンドウ Gentiana makinoi


関東地方から四国に見られ、山地の草原や高山の岩場などに生える。

葉はやや幅広く、茎葉は立ち上がる。晩夏から初秋に、鮮やかな青い花を茎の先端に咲かせる。花冠はあまり開かない。

アサマリンドウ Gentiana sikokiana


近畿地方や四国の山林に見られる特異種。

卵形で柔らかく波打つ葉をつけた茎が、地を這うように伸び、秋に優しい空色の花を咲かせる。明るい日陰を好む。

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