「うれしい便り」 モンステラ花言葉
モンステラの基本情報
学名:Monstera deliciosa
和名:ホウライショウ その他の名前:デンシンラン、ペッサム
科名 / 属名:サトイモ科 / ホウライショウ属(モンステラ属)
モンステラの特徴
モンステラはつる性の着生植物で、原生地では、付着根で樹木やヤシ類などに這い上がって伸びていきます。
深い切れ込みや穴がある葉形が独特なので人気があり、小鉢から大鉢仕立てまでいろいろなサイズで楽しめます。
モンステラ(Monstera deliciosa)は、茎は太く、葉は光沢のある緑色となり、羽状に大きく切れ込んだり、葉脈間に穴があいています。
大きく育つと、白い仏炎苞と緑色の肉穂花序をつけた花が咲きます。果肉がバナナとパイナップルを合わせたような味でおいしいので、種小名にデリキオサ(美味)の名がつけられています。
一般に鉢物にしているものの多くは、ヒメモンステラ(M.deliciosa var. borsigiana)です。
葉がやや小型で、黄色や白色の斑入り品種があります。
ヒメモンステラは誤ってアダンソニー(M. adansonii)と呼ばれていま
モンステラ 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
耐陰性が強い植物で、日当たりが悪い場所にも置けますが、日陰に長期間置くと節間が広くなり、株が軟弱になるので注意します。
できるだけ日光に当てたほうが、しっかりした株に育ちます。春から秋に戸外やベランダなどに置いた株は、冬は室内に取り込みます。
水やり
年間を通して鉢土の表面が乾いてきたら水を与えれば十分です。ときどき葉水を与えてください。
肥料
春から秋の生育期に、緩効性化成肥料を2か月に1回施します。
冬でも、暖かい室内に置いている場合は新芽が動くことがあるので、そのような株には肥料を施し続けてください。
病気と害虫
病気:立枯病など
置き場を移動して栽培環境を急に変えると、葉を傷めることがあるので注意します。
日光に当てるときは、徐々に光が強い場所へ移動させ、日光に慣らすようにします。
春と秋に多湿にすると立枯病が発生し、葉の一部を傷めます。
風通しのよい場所に置き、鉢を地面の土の上に直接置かないようにします。
害虫:カイガラムシ、ハダニ
年間を通して発生します。見つけたら早めに駆除します。
用土(鉢植え)
水はけがよい肥沃な用土(例:赤玉土小粒7、腐葉土2、堆肥1の配合土など)で植えつけます。
植えつけ、 植え替え
5月から9月に植え替えます。小株は生育に応じて年1回行い、一回り大きな鉢に植え替えます。
大鉢仕立ての株は2年に1回植え替えます。大きく伸びた先端部の茎は、株元から1/2~1/3残して切り落とします。
残った茎は鉢土を1/3程度落とし、今までと同じサイズの鉢に植えつけます。その際、株の再生を兼ねて、切った茎をさし芽に利用できます。
ふやし方
さし芽:適期は 5月から9月です。葉を2~4枚つけて茎の先端を切り、下葉を落とします。赤玉土単用などを用いて、さし穂の1/2程度までさします。
約1か月で発根、発芽します。2か月程度で根が十分に出たら、株の大きさに合ったサイズの鉢に、鉢植え用の用土で植えつけます。
葉のない茎も堅くなっていればさすことができます(先端部の柔らかい茎は腐りやすいので利用を避けます)。
2~3節つけて茎を切り、赤玉土などにさし穂の1/2程度までさします。
発芽、発根に1~2か月かかります。十分に発根したら鉢に植えつけます。
主な作業
気根切り:茎から根(気根)が出てきて、鉢の外に伸びてくることがしばしばあります。邪魔になる場合は切り落としてかまいません。
NHK出版より