「小悪魔的な思い」アルストロメリア花言葉
アルストロメリアの特徴
アルストロメリアは花束やフラワーアレンジに多く利用されます。
花色が豊富で、色鮮やかなものからパステル調やシックな感じのものまで、多彩でエキゾチックな花です。
花弁の一部に縞模様(条斑、条紋)が入り、これが大きな特徴で、6枚の花弁のうち、外側の3枚は丸みがあって大きく、単色または複色、内側の3枚のうち上の2枚は特にこの縞模様がはっきりしています。
ただし、縞模様がないものもあり、これをスポットレスと呼びます。
葉はつけ根のところで180度ねじれていて、裏面が上になります。
南米に100種類ほどが自生し、多くのものはチリタイプとブラジルタイプに大別され、種によって高地から低地、乾燥地から湿地と、生育環境はさまざまです。
ほとんどは年に1回、春から夏に咲く一季咲きですが、オーレア種のように場所や環境によって長期間咲き続けるものもあります。
常緑性のもの、落葉性のもの、中間タイプといろいろあります。これらの原種をもとに、オランダやイギリスを中心に交配選抜が進められ、カラフルでしか
アルストロメリア 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
種や品種によって多少異なりますが、ほぼ全般的には、日当たりと水はけのよい温暖な気候を好みます。
高温多湿の環境下では根腐れしやすく、また、株が凍結すると枯れます。
地中深いところに根茎があり、生育に適さない時期は、地上部が枯れて休眠します。
水はけをよくして深く根が張れるようにしておくことが栽培のポイントです。
鉢植えは移動できるので、春と秋の成長期は日なたで管理し、夏は日陰、冬は凍らないところに置きます。
梅雨期は軒下などの雨の当たらないところで乾燥気味にしておくのが安全です。
高温多湿や低温で葉が枯れても、地下部は生きているので、球根植物のように生育適温になるまでそのまま休眠させておくことができます。
水やり
庭植えのものはほとんど不要です。鉢植えは、春の伸長・開花期は、水切れしないよう、土の表面が乾いたらたっぷり与えます。
開花後は乾かし気味にして、葉の茂り具合に応じて水やりします。
葉が枯れて休眠に入るようなら水は与えません。秋以降は多少湿り気がある程度にしておき、茎葉の成長によって水の量を加減します。
肥料
庭植えではほとんど不要です。鉢植えは、春の芽出しのころから開花まで、月に1回の置き肥か月に3~4回の液体肥料を施します。四季咲き性の品種や、秋にも葉が茂るものでは、10月から11月に同様に追肥をします。生育旺盛な交配品種では、植えつけるときに、元肥専用の緩効性粒状肥料を、5号鉢当たり5g程度混ぜておくと効果的です。
病気と害虫
病気:土壌菌による病害(根腐れ、茎腐れ)、灰色かび病など
高温期の多肥多湿と込みすぎに注意し、花がらや枯れ葉などは早めに取り除きます。
害虫:アブラムシ
生育期を通じ発生ししだい早めに防除します。
用土(鉢植え)
小粒の赤玉土4、小粒の鹿沼土3、腐葉土3の配合土などが適しています。水はけをよくしておくことが大切です。
植えつけ、 植え替え
鉢植えは、用土の劣化や目詰まり、根詰まりで生育が悪くなるので、1~2年ごとに新しい用土で植え直しをします。作業は休眠中に行うのが安全で、生育の始まる直前の9月から10月と3月から5月が適期です。
ふやし方
株分け:9月または3月ごろ、芽をよく確認して根茎を分けます。太い根だけでは芽が出ません。
タネまき:原種やリグツ・ハイブリッドなどはタネでふやすこともできます。
タネは休眠に入ると発芽が不ぞろいで日数もかかります。熟して2か月ぐらいのときにまくと一番よく発芽します。NHK出版より