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「うれしい知らせ」 ハナショウブ花言葉

投稿日:2018年9月21日 更新日:

「うれしい知らせ」 ハナショウブ花言葉

ハナショウブの基本情報


学名:Iris ensata
和名:ハナショウブ(花菖蒲)

科名 / 属名:アヤメ科 / アヤメ属

ハナショウブの特徴


ハナショウブは初夏、梅雨の中でも、ひときわ華やかに咲き誇ります。

野生のノハナショウブをもとに、江戸時代を中心に数多くの品種が育成され、現在2000以上あるといわれています。

優美な花形としっとりとした風情が魅力で、色彩の魔術師とも呼ばれるように、花色の変化に富んでいます。

アヤメやカキツバタに似ていますが、花弁のつけ根が黄色で、アヤメのような網目模様はなく、葉幅は狭く、葉脈がはっきりと隆起している点でカキツバタと区別できます。

花形は、三英咲き(さんえいざき)と呼ばれる3枚の弁が大きく目立つものと、6枚の弁が広がる六英咲き(ろくえいざき)、そして八重咲きなどがあります。

品種の育成地によって、江戸系、伊勢系、肥後系の3タイプに大別されますが、これらの交配種もあり、さらに、種間交配によって育成された黄花品種や、アメリカなど海外で育成された品種もあります。

なお、端午の節句のショウブ湯に利用されるのは、サトイモ科のショウブ(Acorus属)で、ハナショウブとは別の植物です。

ハナショウブ 育て方のポイント


栽培環境・日当たり・置き場
菖蒲園などでは、修景効果のために開花期に水を張っていることが多いのですが、水生植物ではなく、周年株元が水につかるようなところはよくありません。

日当たりを好み、極端に乾燥しないところであれば、あまり場所も選ばず、水辺に近いところから、一般の草花が育つ花壇まで、幅広く育てられます。

蕾が出て開花する時期に一時的に水につかるのは問題ありません。

水やり
発蕾から開花中は十分な水分を必要とします。乾燥すると花がきれいに開かず、開いてもすぐにしぼんでしまいます。

鉢植えでは、容器に水をためて、鉢ごと入れておくとよいでしょう。

肥料
秋の施肥は大切で、9月から10月に株を太らせることで、翌年もよい花が咲きます。早春の芽出し肥、開花後のお礼肥も少量施しておくとなおよいでしょう。

病気と害虫
病気:ほとんどありません。

害虫:ヨトウムシ、メイガ
5月から6月は特に注意が必要です。

用土(鉢植え)
一般の草花向け培養土が利用できます。

植えつけのときは、肥料分が少ないほうがよく、しっかり根づいてから肥料を施します。

植えつけ、 植え替え
植えつけ:ポット苗であれば、春から初夏、秋に植えつけは可能です。

株分け苗は、開花直後が最適期です。

根茎が隠れる程度の深さに植え、新芽が伸びていく方向をよく確認して、植えつけの向きを決めます。

植え替え:連作を嫌うため、植えっぱなしにして数年たつと生育が衰えてきます。

開花直後に株分けして植え替え、このときに土壌改良もしておきます。

鉢植えは、毎年植え直しをするのがよいでしょう。

ふやし方
株分け:花が咲き終わるころ、または秋に株を分けます。

花茎の部分は枯れてなくなるので、その横にある花の咲かなかった若い芽をつけて分けます。

タネまき:秋まき(とりまき)、または春まきで苗をふやすこともできます。

タネをまいて3年目ぐらいに開花します。

品種が混ざらないようにするには、花がらを早めに摘み取り、株元にタネが落ちないよう注意します。

主な作業
定期的な植え替え、施肥、そして乾燥させないよう十分に水やりすることです。NHK出版より

ハナショウブの種類(原種、園芸品種)

江戸系(江戸種)


変化に富み多彩。茎が剛直で庭植え向き。群生させると見事。

 

伊勢系


弁が垂れるのが特徴。伊勢ナデシコ、伊勢ギクと合わせて伊勢3花と呼ばれる。

外花被が3枚の三英花(さんえいか)が多い。

 

肥後系


豊満でボリューム感のある花。鉢植えで観賞するのによい。

外花被が6枚の六英花(ろくえいか)が多い。

 

長井古種


山形県長井市にある品種群。

江戸時代より保存され守られているといわれる。

 

斑入り


ノハナショウブの斑入り葉品種。

‘愛知の輝’


キショウブとの交配により育成された黄花の品種。

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