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「無言の愛情、移り気」 月見草 ツキミソウ花言葉

投稿日:2018年10月10日 更新日:

「無言の愛情、移り気」 月見草 ツキミソウ花言葉

月見草 ツキミソウの基本情報


学名:Oenothera
和名:マツヨイグサ(待宵草)、ツキミソウ(月見草)

科名 / 属名:アカバナ科 / マツヨイグサ属

月見草 ツキミソウの特徴


「月見草」と呼ばれているものには、マツヨイグサ(Oenothera stricta)、コマツヨイグサ(O. laciniata)、アレチマツヨイグサ(O. parviflora)、オオマツヨイグサ(O. glazioviana)などがあります。
マツヨイグサ属は、北米から南米が原産の植物です。
多くは日当たりのよい草原や荒れ地に生育し、一日花を咲かせる一・二年草か多年草です。

ツキミソウ(O. tetraptera)は北米テキサスからメキシコ原産で、低地のやや乾燥した草原に生育します。
生育環境によって一・二年草、または寿命の短い多年草となります。

根元から柔らかい茎を1~数本出し、茎の上部の葉の脇に直径4~5cmの白い花を咲かせます。
夜咲きの一日花で、夕方から白い花弁を開き始め、朝にはしぼんで花弁がピンク色になります。

葉は柔らかく不規則に切れ込みます。
熟した果実は水にぬれると開き、周囲に細かなタネを飛び散らします。
小型で成長が緩やかなため競争力に劣り、あまり野生化することはありませんでした。

月見草 育て方のポイント


栽培環境・日当たり・置き場
日なたで育てます。日陰には耐えられません。
冬は霜よけ程度の保護をしてください。
庭植えは、日当たりのよい場所を選び、水はけがよくなるように土を盛って高くします。
元の土が粘土質の場合は鉢植え用土を客土するか、赤玉土や軽石などを混ぜて土壌改良を行います。

水やり
鉢植えは、表土が乾いたら十分に水を与えます。
庭植えは、基本的に与える必要はありませんが、晴天が続き地面が乾いているようなら与えます。

肥料
鉢植えの場合、育苗中には春から夏にかけて草花用の肥料を少量施します。
量が多すぎると枝葉ばかり茂りすぎるので、控えめを心がけます。
庭植えの場合は必要ありません。

病気と害虫
病気:ほとんど見られません。

害虫:ハムシの仲間
アカバナトビハムシなどハムシの仲間が発生し、春から秋まで葉を食害します。
幼虫は茶色のウジ状の虫で、成虫はつやのある黒っぽい体長3mm強の甲虫です。
飛び跳ねて逃げるので、手に皿を持ってそこに落として捕殺します。

用土(鉢植え)
ごく普通の草花用培養土でよく育ちます。
極端に乾燥しやすいもの、水はけの悪いものでなければ土質は特に選びません。

植えつけ、 植え替え
移植を好まないので、ある程度大きい鉢に植えるか庭植えにします。
育苗する場合は、本葉が1~2枚出たら根を傷めないように鉢上げし、生育に合わせて2~3回、一回り大きい鉢に植え替えたあとに定植します。

ふやし方
タネまき:秋にタネをとって冷蔵庫に保管し、春の2月から3月にまきます。発芽率はよく、多くの場合、2年目に開花します。

主な作業
支柱立て:マツヨイグサやオオマツヨイグサなど倒れやすい種では、支柱を立てて支えます。NHK出版より

月見草の種類(原種、園芸品種)

ヒルザキツキミソウ Oenothera speciosa


北米大陸からメキシコ北部原産で、日当たりがよく、岩の多い乾きやすいサバンナや草原に生える多年草。
草丈30〜40cm。花は昼に咲き、花色は白から桃色。

桃色のものをモモイロヒルザキツキミソウということもある。
株がよく広がり、株分けができる。

ユウゲショウ(アカバナユウゲショウ) Oenothera rosea


北米大陸南部から南米大陸北部原産で、日当たりのよい荒れ地や原野に生える多年草。草丈10〜40cm。
花は昼に咲き、直径1cm強でむらのないピンク。
まれに白花品もある。根は直根性で株分けできないのでタネでふやす。
タネから小鉢で育てると盆栽によい。

ヒナマツヨイグサ(ヒメマツヨイグサ) Oenothera perennis


北米大陸原産で東部を中心に分布。
砂地の原野や森林の開けた場所に生える。
草丈15cm前後。小鉢で育てると数cmで開花することもある。
花は黄色く直径1cm弱、昼に咲く一日花。
タネからふやすと効率がよい。白散り斑の園芸品種がある。

マツヨイグサ Oenothera stricta


チリからアルゼンチンの標高2000mまでの日当たりのよい場所に生育。
日本各地に帰化している。草丈30〜100cm。葉は細い。

花は直径5〜6cm、明るい黄色で夜に咲く一日花。
比較的短命な多年草のうえ、根は直根性で株分けできないのでタネからふやす。

オオマツヨイグサ Oenothera glazioviana(O.lamarckiana)


ヨーロッパで作出された栽培植物。草丈1〜1.5m。
花径8cm前後、明るい黄色で夜咲く。
1回結実性多年草(花が咲ける大きさになるまで成長を続け、開花・結実したら枯れる植物)で、タネからふやす。
葉が紫色の‘ブラック・マジック’(‘Black Magic’)がある。

オエノセラ・アコーリス(チャボツキミソウ、ツキミタンポポ) Oenothera acaulis


チリ中部原産で、標高2000mまでの日当たりのよい荒れ地か草丈の低い草原に生える多年草。
草丈10cm強、草姿や葉の形がタンポポに似る。
花径5cmほどの白花が夜に咲く。黄色もある。直根性のためタネでふやす。
雨よけするか、高山植物用培養土で植える。

オエノセラ・マクロカルパ(ミズーリエンシス) Oenothera macrocarpa(O. missouriensis)


北米大陸中部から南部原産で、日当たりのよい場所に生える多年草。草丈20cm前後、赤い茎は短く、地を這い、多数の葉をつける。
花は直径6cm前後で黄色、昼に咲く一日花。
比較的短命なうえ、根は直根性で株分けできないのでタネでふやす。

オエノセラ・カエスピトーサ Oenothera caespitosa


北米大陸西部原産で日当たりのよい荒れ地や草原、半砂漠に生える多年草。
オエノセラ・アコーリスに似るが葉は切れ込みがないか浅く、毛が白く密生する。草丈10cm強。花は直径5cmほどで白からピンク、夜に咲く。
直根性のためタネでふやす。雨よけをするか、高山植物用培養土で植える。

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