「移り気な人」 サントリナ花言葉
サントリナの基本情報
和名:ワタスギギク その他の名前:ラベンダーコットン、コットンラベンダー
科名 / 属名:キク科 / ワタスギギク属(サントリナ属)
サントリナの特徴
サントリナは、銀白色の個性的な姿が特徴的で、庭の彩りやコンテナの寄せ植えなど、周年利用できます。
細かく枝分かれしてこんもりと茂り、葉は4陵で細長く、サンゴのようにも見えます。
初夏には、枝先に1輪ずつ、径2cmくらいの黄色い頭状花を咲かせます。
花弁はありません。全草にラベンダーとヨモギを合わせたようなさわやかな香りがあり、乾燥させた茎葉がリース、ポプリ、虫よけなど、ハーブとして利用されます。
サントリナ属(Santolina)には8~10種があります。
最もポピュラーで栽培が多いのはカマエキパリッサス種(S. chamaecyparissus)で、代表的な‘ランブルック・シルバー’ (‘Lambrook Silver’)をはじめ、いくつかの品種があります。
ロスマリニフォリア種(S. rosmarinifolia、またはS. virens、S. viridis)は、鮮やかな緑葉種。栽培環境や仕立て方しだいで、いろいろな樹形にできます。
円錐形のクリスマスツリーのようなもの、枝垂れるハンギングも可能で、株張りは1mくらいになります。
サントリナ 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日照の多い乾燥した気候を好むので、水はけがよく、日当たり、風通しのよいところで育てます。
性質はラベンダーに近く、高温多湿の蒸れは苦手です。
耐寒性は強く、-15℃になる寒地でも容易に冬越しします。
積雪下でも冬越しします。
水やり
鉢植えは多湿にならないよう注意し、用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
庭植えでしっかりと根づいたものは、ほとんど必要ありません。
肥料
鉢植えでは、春と秋に、それぞれ1回置き肥をするか、3~4回の液体肥料を施します。
庭植えではほとんど必要ありません。多肥は根腐れの原因となります。
病気と害虫
病気:高温多湿の蒸れに注意すればほとんど見られません。
用土の水はけと、日当たり、風通しのよいことが大切で、ラベンダーと同様です。
害虫:アブラムシ
新芽や蕾にアブラムシがつくことがあるので防除します。
用土(鉢植え)
一例として、赤玉土4、鹿沼土3、腐葉土3の配合土など、水はけのよいものを使います。
雨に当てないようにして、水分管理ができれば、用土はそれほど選びません。
植えつけ、 植え替え
植えつけ:さし木をして育てた苗やポット苗を、花壇やコンテナなどに植えつけます。
真夏と真冬以外ならいつでもできます。
石組みの上など、一段高い場所のほうが株が蒸れにくく、大株に育ちます。
植え替え:鉢植えの場合は、根詰まりや用土の劣化で生育が悪くなるので、春か秋に植え直しを行います。
根鉢の周囲を軽くほぐし、新しい用土で植えつけます。盆栽のように仕立てることもできます。
庭植えは、水はけのよいところであれば、何年もそのまま育てられます。
ふやし方
さし木:主にさし木でふやします。真冬と真夏を除いてほぼ周年できます。
元気のよい若い芽のほうが発根が早く、木質化した部分で切るとなかなか根が出ません。
とり木:とり木も可能です。さし木と同様に真冬と真夏を除いてほぼ周年できます。
タネまき:タネまきも可能ですが、雨が多く湿度の高い気候ではタネが実りにくく、あまり一般的ではありません。
主な作業
刈り込み、仕立て:高温多湿の蒸れに弱いので、開花後は早めに花がらを刈り込み、枝葉が混み合わないように様子を見て、さらに刈り込みや枝すかしを行います。
直立からハンギングまで、いろいろな形に仕立てられるので、好みの樹形や場所、用途に応じて刈り込みや枝の誘引を行います。
NHK出版より