「聡明、上品、愛され上手」 ムラサキシキブ花言葉
ムラサキシキブの特徴
ムラサキシキブは、秋の初めごろ雑木林などの林縁や明るい林の中で鮮やかな赤紫色の小さな果実が目立ちます。
果実は葉の上にのっているように見えます。枝が細くまばらにつくので野趣に富み、近年、雑木の庭に時折用いられるようになりました。
よく庭植えに利用されているのは近縁種のコムラサキ(Callicarpa dichotoma)のことが多いようです。
別名をコシキブともいい、樹高1~2m。本州、四国、九州に分布しています。
細い枝が長く伸びて弓状に枝垂れ、ムラサキシキブに比べ果実が多数固まってつくのが特徴です。果実の白い品種をシロシキブといいます。ムラサキシキブもコムラサキも葉は対生します。
ムラサキシキブ 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
やや日陰地にも耐えますが、花つきをよくするには日当たりのよい場所に植えたいものです。
ただし、強い西日が当たる場所は嫌います。腐植質が多く湿り気がある土を好み、乾燥を嫌います。
水やり
庭植え、鉢植えともに夏の水切れに注意します。
肥料
寒肥のほか、開花後に油かすなどを少量施します。
病気と害虫
病気:うどんこ病
日照が不足したり風通しが悪いと、梅雨どきにときどき発生します。適期の剪定で通風と採光を心がけます。
害虫:ほとんどありません。
用土(鉢植え)
黒土に、腐葉土などを混ぜた、腐植質の多い通気性と保湿性に優れた土が適します。
植えつけ、 植え替え
2~3年に1回植え替えます。
ふやし方
さし木:3月の春ざしの場合は、太い前年枝の充実した枝をさし穂とします。5月から9月の夏ざしの場合は、当年枝の充実した枝をさし穂とします。さし床は、赤玉土、鹿沼土や、これにピートモスを混ぜたものを用います。
株分け:3月下旬から4月に行います。
このほか、タネまき、とり木(伏せとり木)でもふやすことができます。NHK出版より
ムラサキシキブの種類(原種、園芸品種)
オオムラサキシキブCallicarpa japonica var. luxurians
葉が、大きく光沢があり厚い。鋸歯も大きい。