「幸福な愛、信じあう心」 ブルースター花言葉
ブルースターの特徴
異名のオキシペタラム(Oxypetalum)で出回ることが多いですが、最近はトゥイーディア属とするのが主流になっています。暑さに強く、初夏から秋まで咲き続けるうえ、半耐寒性ではありますが、暖地では戸外で、関東地方南部などでも霜よけをすれば戸外で冬越しする比較的丈夫な多年草です。ただし、年々株が老化して勢いがなくなるので、2~3年をめどに更新するとよいでしょう。
咲き始めの花色は紫がかった薄青色で、次第に青みが強まり、咲き終わりはピンク色を帯びます。開花盛期は青い5枚の花弁が星のように見えます。
ほかにピンク色や白、八重咲きの花も流通し、いずれもガーデンよりも切り花として利用されることが多いようです。
開花後にできる果実は長さ7~8cmの大きな紡錘形で、裂けるとふわふわの綿毛のついたタネが飛びます。こぼれダネでもよくふえます。
ブルースター 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりがよく、過湿にならない水はけのよい場所で育てます。雨に当てると、花や葉にしみができやすいので、鉢植えであれば長雨時には軒下などに移動させるとよいでしょう。強い霜が降りると枯れますが、鉢植えにして冬は軒下や室内に取り込むと冬越しできます。
水やり
土が乾き始めたら、たっぷりと水やりします。過湿にならないように注意します。
肥料
植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜておきます。追肥は、生育旺盛な初夏から秋まで、化成肥料を置き肥にするか液体肥料を施します。
病気と害虫
害虫:アブラムシ
春にアブラムシが花茎につくことがあります。見つけしだい駆除しましょう。
用土(鉢植え)
水はけと通気性がよく、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土小粒5、腐葉土4、牛ふん堆肥1で配合した用土などを用います。
植えつけ、 植え替え
遅霜の心配がなくなったら植えつけます。花壇であれば20cm間隔が目安です。直根性なので、根を傷めないように植えつけましょう。
ふやし方
春にタネをまくか、5月から8月にさし芽をしてふやします。
タネまき:発芽から開花まで4~5か月かかるのでできれば早まきするとよいのですが、発芽適温が20~25℃と高いので、4月ごろ室内や育苗器を利用してまくとよいでしょう。直根性なので移植を嫌います。
ポットで育苗するか、または育苗箱などにまき本葉が2枚のころにポットに移植して育てたあと、根が回らないうちに花壇やコンテナに定植します。
発芽から2~3節伸びたころに摘心をして、わき芽を伸ばします。若いうちに摘心を繰り返して枝数をふやすとよいでしょう。
タネをまいた年はあまり花が咲かなくても、冬越しさせれば翌年には立派に咲きます。なお、こぼれダネでもよくふえます。
さし芽:穂木を切り取ると、切り口から白い乳液が流れ出るので、水につけて洗い流してから清潔な用土にさします。NHK出版
ブルースターの種類(原種、園芸品種)
‘ブルー・スター’Tweedia caerulea ‘Blue Star’
空色の柔らかな花弁が清楚。