「あなたを誇りに思う、きらびやか、潔白」 ガザニア花言葉
ガザニアとは
半耐寒性の多年草で暖地では宿根草になるが、日本の寒い地域では冬に枯れてしまい、暖地では夏の高温多湿で弱るため、1年草として扱われている。宿根ガザニアとして販売されている種は耐暑性、耐寒性に優れ日本でも多年草として栽培し易い。
草丈15-40cm くらい、葉は根生で切れ込みのあるへら形、表は濃緑色で光沢があるが、裏は真っ白な柔毛がある。
斑入りの品種もある。地下茎から新しい茎が匍匐してよく広がる。乾燥には強い。
現在出回っている品種はほとんど四季咲き性で、暖色系の樺色・オレンジ色・臙脂・黄土色などで目が覚めるように鮮やかな花色なのが特徴で直径10cmになるものもある。晴れた日の日中にのみ開花し、それ以外は花は閉じる。
花言葉は、「あなたを誇りに思う、身近の愛、潔白、きらびやか」ウィキペディアより
ガザニアの特徴
ガザニアは、勲章のように鮮やかな花を春から秋まで咲かせます。
日光が当たると花が開き、夕方から夜や曇りの日は閉じる性質をもっています。
鮮やかな色で光沢のある花弁は太陽に当たってキラキラと輝き、美しいものです。
ガザニアは高温乾燥には強い一方、多湿には弱いので、本領を発揮する真夏前の梅雨どきに腐ってしまうことがしばしばあります。
特にシルバーリーフの品種は蒸れに弱いので注意が必要です。耐寒性はさほど強くはありませんが、徐々に慣らせば、関東地方以西では戸外で冬越しすることも可能です。
ガザニア 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと風通しのよいところで育てます。日当たりが悪いと花が開かないので、気をつけましょう。高温乾燥には強いですが、過湿には弱いので、水はけの悪い土壌では軽石、パーライトや腐葉土などの有機物を多めに入れて土壌改良したり、レイズドベッドに植えつけたりします。冬に凍結するようなところでは、腐葉土や堆肥などで株元をマルチングするか、盛り土をしておきます。寒冷地では、掘り上げて鉢に植え替え、室内の明るい窓辺で育てます。
水やり
庭植えであれば不要です。鉢植えの場合は、鉢土がよく乾いたら、たっぷりと水やりします。多湿にならないようにします。
肥料
植えつけ時に緩効性化成肥料を元肥として土壌に加えます。追肥は春と秋の生育旺盛な時期に、緩効性化成肥料または液体肥料を定期的に施します。
病気と害虫
病気:葉腐病、うどんこ病
葉腐病は、株元に近い葉に暗褐色の斑点が出て、次第に全体に広がります。よく観察すると病原菌のカビの菌糸が見えます。
うどんこ病は、初夏と秋に、葉にうどん粉(小麦粉)をまぶしたような白いカビが生え、ひどくなると株全体がカビで覆われ、枯れます。早期発見に心がけ、被害を受けた葉は早めに取り除きます。日当たりと風通しをよくして予防しましょう。
害虫:スリップス(アザミウマ)、ハマキムシ
スリップスが発生すると、花弁や葉が萎縮したり、部分的に色が抜ける症状が見られます。
ハマキムシは、葉が内側に巻き込み、中でイモムシが食害しているので、見つけしだい捕殺しましょう。
用土(鉢植え)
水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。例えば、赤玉土小粒5、腐葉土3、パーライトまたは日向土小粒2などの配合とします。
植えつけ、 植え替え
3月下旬から5月上旬に植えつけます。この時期にできなかった場合は、9月下旬から11月上旬も植えつけ可能です。過湿を嫌うので、株元の芽が土に埋まらないように植えつけます。株間は約20cmが目安です。
ふやし方
3月下旬から5月上旬、または9月下旬に株分けまたはさし芽でふやします。株分けは、5芽くらいをつけて分割します。さし芽は、茎の先端を5~7cmほどに切って、水はけのよい用土にさすと発根します。また、タネも市販されており、秋にまいて育てます。NHK出版より