「かなわぬ恋、善良な家風、健康」 コリウス花言葉
コリウスの基本情報
学名:Coleus
和名:キンランジソ(金襴紫蘇) その他の名前:ニシキジソ(錦紫蘇)
科名 / 属名:シソ科 / コリウス属
コリウスの特徴
コリウスは葉を観賞する草花で、ハンギングバスケットに植えると、花に負けない華やかさがあります。花を咲かせずに育てれば、初夏から秋まで長く楽しむことができます。
従来の品種は種子系といって、タネからふやした小柄な品種が多かったのですが、近年、栄養系といって、さし木でふやしたやや大柄になる品種が人気を呼んでいます。
栄養系品種は、花が咲きにくい性質をもっているので大きくなりやすく、摘心を繰り返して仕立てるスタンダード仕立てやツリー仕立てなどにすることができます。
成長がおう盛なので、5月から6月に苗を入手して栽培すれば、秋には見事に仕立てることができます。
栄養系品種には品種名ラベルがついているので、購入の際、チェックするとよいでしょう。
コリウス 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと風通しのよい場所で育てます。真夏は葉色があせることが多いので、そのようなときは直射日光の当たらない明るい半日陰に移します。
耐寒性がないので園芸的には一年草として扱われていますが、冬越しさせたいときは、11月中旬に暖かくて日当たりのよい室内に取り込んで管理します。
水やり
庭植えの場合は、植えつけ後にたっぷりと与え、その後は雨にまかせます。
真夏は表土がよく乾いたら、早朝にたっぷりと水やりします。
鉢植えの場合は、表土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりします。
大株になるとかなり水を必要とするので、しおれないように水やりに注意します。
肥料
用土にはあらかじめ緩効性化成肥料を元肥として混ぜておきます。
その後は、9月まで月に1回置き肥を施すか、液体肥料を1週間に1回施します。
病気と害虫
害虫:ヨトウムシ、ナメクジ、ハダニ
ヨトウムシ、ナメクジが葉を食害することがあります。発生したら適宜駆除します。
また、高温乾燥期にハダニがつくことがあるので、ときどき葉裏にも散水をしましょう。
用土(鉢植え)
水はけがよく、通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。
市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土6、腐葉土3、牛ふん堆肥1の割合で配合するとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
ポット苗を購入したら、根鉢をくずさずに5号鉢に植え替えます。その後は生育に合わせて鉢増しをしていきます。
大きく仕立てたい場合は、梅雨が明けたころに10号程度の大きさの鉢に植え替えます。
ふやし方
さし木:生育期間中、茎の先端から7cmほどに切って、水はけのよい用土にさします。水ざしでも容易に発根します。
主な作業
花摘み:茎の先端の葉の間から花芽が見えてきたら、すぐ下の節で切り、花を咲かせないようにします。
摘心:スタンダード仕立てなどの仕立て方を楽しむ場合、摘心を2週間に1回程度繰り返して形を整えていきます。NHK出版より
コリウス 種類(原種、園芸品種)
コリウス‘ジグザグ’ ‘Zig Zag’
栄養系品種。赤い葉と葉縁の緑色のコントラスト、および葉縁の波打ちが美しい。真夏も葉色が退色しにくい。
コリウス‘レッドアイズ’
真夏に葉色が白くあせやすいので、半日陰で育てるとよい。
わき芽が出やすく、いろいろな仕立て方ができる。
コリウス‘チュルオタ’
栄養系品種。生育がおう盛でぐんぐん伸びるので、仕立てる場合はこまめに摘心をするとよい。
秋からの葉色が美しい。