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「清純な心、告げられぬ恋、何も求めない、裏切りの恋」 オキナグサ花言葉

投稿日:2018年7月18日 更新日:

「清純な心、告げられぬ恋、何も求めない、裏切りの恋」 オキナグサ花言葉

オキナグサの特徴

根出葉は2回羽状複葉で、長い柄をもち束生する。

小葉はさらに深裂する。茎につく葉は3枚が輪生し、無柄で基部が合着し、線状の裂片に分裂する。葉や花茎など全体的に白い長い毛におおわれる。花茎の高さは、花期の頃10cmくらい、花後の種子が付いた白い綿毛がつく頃は30-40cmになる。

花期は4-5月で、暗赤紫色の花を花茎の先端に1個つける。開花の頃はうつむいて咲くが、後に上向きに変化する。
花弁にみえるのは萼片で6枚あり、長さ2-2.5cmになり、外側は白い毛でおおわれる。

白く長い綿毛がある果実の集まった姿を老人の頭にたとえ、翁草(オキナグサ)という。 ネコグサという異称もある。

オキナグサ 分布と生育環境

日本では、本州、四国、九州に分布し、山地の日当たりのよい草原や河川の堤防などに生育する。
アジアでは、朝鮮、中国の暖帯から温帯に分布する。

かつて多く自生していた草地は、農業に関わる手入れにより維持されていた面があり、草刈などの維持管理がなされくなり荒廃したこと、開発が進んだこと、それに山野草としての栽培を目的とした採取により、各地で激減している。ウィキペディアより

 

オキナグサの特徴2

オキナグサは本州、四国、九州の日当たりのよい草原や林縁に生える多年草です。花後にできるタネに白く長い毛があり、そのタネが密集して風にそよぐ姿を老人の白髪に見立てて「オキナグサ(翁草)」と呼ばれているといわれます。

地下には太いゴボウ根状の根茎があり、春に暖かい日ざしが注ぐと芽を出します。葉を開くと同時に白い毛で覆われた花芽を伸ばし、葉の伸びきる前に、短い毛で覆われた赤紫色の花を下向きに咲かせます。花弁に見えるものは萼片です。この花が数輪咲いた姿はとても情緒があり、タネの姿と相まって愛好家が多い理由もうなずけます。
庭植えにすると、より風情や情緒が楽しめるでしょう。

花後に葉の展開が終わると、花茎が長く伸びて、先端にタネを実らせます。
あとから開花した茎の成長が止まると、葉はほとんど出ることもなく夏を迎えますが、わきにはしっかりと側芽をつけており、秋には株を充実させます。やがて落葉して休眠に入ります。

オキナグサ 育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場
1年を通して明るい環境を好みます。春、葉の展開が終わるまではたっぷりと日が当たる場所で管理します。その後は葉焼けを起こさないように、朝日が当たる程度で風通しのよい場所に置きます。秋は再び日当たりに置き、株を充実させて、しっかりとした芽をつくりましょう。冬は強い凍結を除けば棚上で十分です。
庭植えは、日当たりがよく乾きにくい場所か、明るい落葉樹の下などに植えます。冬は落ち葉をかけましょう。

水やり
毎日、鉢土が乾いたら水を与えます。ゴボウ根なので多少の乾燥には耐えますが、あまり乾かさないほうが株は充実します。春と秋は朝、暑い夏は夕方から夜の水やりがよいでしょう。冬も乾きを感じたら水やりをします。

肥料
4月下旬と9月下旬に1回ずつ置き肥をします。さらに、4月下旬の開花前から6月下旬にかけて2週間に1回、チッ素、リン酸、カリが等量の液体肥料を施します。
秋まで葉が残っているものは、9月下旬から10月半ばにかけて、同様に液体肥料を施すと効果的です。この時期は花芽が形成されるので、リン酸分の多い液体肥料を使うのもよいでしょう。

病気と害虫
病気:白絹病、軟腐病、ウイルス病
株がいきなりしおれたら白絹病や軟腐病です。ときにウイルス病の株も見られますので注意してください。
葉が黄色くなり弱々しくなったら肥料不足です。

害虫:ヨトウムシ、アオムシ、ナメクジ、アブラムシ、ネコブセンチュウ、ネグサレセンチュウなど
ヨトウムシやアオムシ、ナメクジなどが葉を食害します。アブラムシにも注意してください。根の各所に小さなこぶが見られたらネコブセンチュウ(ネマトーダ)です。根元から弱り始めたらネグサレセンチュウかもしれません。

用土(鉢植え)
鉢は、駄温鉢かそれ以上に深いものが適しています。あまりに硬い鉢や釉薬(うわぐすり)が多くかかった鉢は多湿になりやすいので避けたほうがよいでしょう。
用土は水はけと水もちがよいものがよく、鹿沼土、赤玉土、軽石のそれぞれ粒径2~5mmのものを5:4:1の割合で配合します。市販の山野草用培養土でもよいでしょう。

植えつけ、 植え替え
植え替えは毎年か2年に1回、春か秋に行います。植えつけ後1~2週間は日に当てず、株が落ち着いたら通常の置き場に戻します。

ふやし方
株分け:植え替えの際に行いますが、ゴボウ根が傷みやすいので、春よりは秋をおすすめします。手で無理をせずに割れるような大きな株で行います。切り口には必ず殺菌剤を塗ってください。

タネまき:とりまきするか、保存して2月下旬から3月にまきます。結実したタネは毛が長く伸びて広がり、手で触るとほぐれます。結実していないときは毛の伸びが短く、固まって広がりません。タネをとったら毛をむしり、先端についた丸く硬い部分(タネの部分)を培養土にまいて軽く覆土します。翌春には発芽して2~3年で開花します。

オキナグサの種類(原種、園芸品種)

ツクモグサ Pulsatilla nipponica


北海道と本州中部の限られた山のみに見られる貴重な植物。
初夏に咲くクリーム色の毛で覆われた花がとても愛らしいが、現在流通がなく入手も困難。

カシポオキナグサ Pulsatilla sugawaraii

樺太の一部に見られる小型種。毛で覆われた藤紫色の花を下向きに咲かせる。
戦後は幻の花だったが、最近では流通品が見られるようになった。栽培難度は少し高い。

 

ルイコフイチゲ Pulsatilla tatewakii


樺太原産でカシポオキナグサに似ているが、全体に大柄で、花後に葉が大きく広がり、花茎も伸びる。

ルイコフイチゲ ヒトツバオキナグサ Pulsatilla integrifolia


樺太の一部の山地に見られ、戦後は幻の花だったが最近ではときどき流通品が見られる。硬いへらのような葉を広げ、毛で覆われた藤色の花を咲かせる姿は神々しい雰囲気がある。気候によって花期がずれたり咲かなかったりするのでマニアや寒冷地向き。

 

西洋オキナグサ Pulsatilla vulgaris


欧州の山地に見られるやや大型の種類。基本の花は藤紫色だが、紫、赤、ピンク、白花、また、「パパゲノ」と呼ばれる八重咲きなど、多くの園芸品種がある。丈夫で鉢植えでも庭植えでも楽める入門品種。

 

西洋オキナグサ プルサチラ・ハーレリ Pulsatilla halleri


欧州東部の山地に見られる。

西洋オキナグサに似ているが、全体的に締まりがよく細身で、毛が多く大輪の濃い紫色の花を咲かせる。

 

プルサチラ・ツルクザニノヴィー Pulsatilla turczaninovii


東アジア北部に生える大型種。春に毛で覆われた青い花を咲かせ、人気がある。1つの花は細くやや小ぶりだが、大株にするととてもきれい。

花後に葉が大きく成長する。

 

プルサチラ・ツルクザニノヴィー プルサチラ・ヴェルナリス Pulsatilla vernalis


欧州アルプスの高山草原に生える小型種。

小さな葉から毛で覆われた淡い藤色の花を咲かせる姿は高山植物らしい雰囲気がある。暑さに弱く、栽培難度は高い。

 

プルサチラ・シネンシス Pulsatilla chinensis


中国西部に分布。

ヒロハオキナグサとも呼ばれる。オキナグサに似て葉の切れ込みが粗く、全体的に大柄で大味。明るい藤色の花をやや上向きに咲かせる。

 

プルサチラ・アルバナ‘ルテア’ Pulsatilla albana ‘Lutea’


コーカサス原産の小型のプルサチラ。
繊細な葉とクリーム色の花の対比がかわいらしい。NHK出版より

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