「回想、気品」 バイカウツギ花言葉
バイカウツギとは
バイカウツギ (Philadelphus satsumi) とはアジサイ科の植物の一種(シノニムP. coronarius、P. coronarius var. satsumi)。別名サツマウツギ。
落葉低木の一種で、現在では南東ヨーロッパや小アジアが原産とされる。名前の由来はウメに似た花を咲かせることから。
ライラックと混同されていた時期があり、共に牧神パンの笛という意味の言葉Syrinxに由来するシリンガという名前で呼ばれ、一つの属にくくられていた。ウィキペディアより
バイカウツギの特徴
バイカウツギは本州の岩手県から四国・九州に分布している、高さ約2mの落葉低木です。6月から7月に枝先に白いさわやかな花を咲かせます。また、茎が中空のためにウツギの名前がついています。
一般に「梅花空木」と書きますが、中国名は「山梅花」です。学名のsatsumi(サツミ)は、「薩摩(鹿児島県)産の」の意味ですが、鹿児島県では分布が確認されていません。花はウメの花(5弁)に似ていますが、花弁は4枚、直径3~4cmの白色で、ほのかな芳香があります。
樹形は、枝分かれして成長するためにブッシュ状になります。積雪地帯では枝折れを防ぐために雪囲いが必要です。
1851年にヨーロッパに紹介され、品種改良に用いられています。
この仲間にはセイヨウバイカウツギ(Philadelphus grandiflorus)と呼ばれる一群があり、香りの強い‘ベル・エトワール’、八重咲きの‘バージナル’などいくつかの園芸品種が日本でも広く普及しています。栽培方法などはバイカウツギとほぼ同じです。
バイカウツギ 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりのよいところを好みますが、強い西日の当たる場所は嫌います。土質は特に選びませんが、肥よくな壌土質の土(砂質土に粘土分が3割程度含まれる土壌)を好みます。
水やり
庭植えであれば、基本的に水やりは不要です。鉢植えは、夏期に水切れを起こさないよう、注意して水やりを行いします。
肥料
庭植えでは、冬から早春に有機質肥料と緩効性の化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=8-8-8)を混合して施します。鉢植えも庭植えも夏(花後)には油かす、液体肥料などを施します。
病気と害虫
病気:うどんこ病
枝葉が茂りすぎたときや、梅雨どきに、白い粉がふいたようなカビが生えるうどんこ病が発生することがあります。
害虫:カイガラムシ
樹勢が低下したときや、枝葉が茂りすぎたときに発生することがあります。
用土(鉢植え)
赤玉土、黒土、腐葉土を3:6:1の割合で混ぜた用土で植えつけます。
植えつけ、 植え替え
鉢植えは2~3年に1回、植え替えをします。作業の適期は2月から3月ごろです。
庭植えにする際は、2月から3月ごろ、事前に腐葉土などの有機物を植え穴の底に施して植えつけます。
ふやし方
タネまき:秋に成熟したタネをとりまきします。
さし木:春ざしは3月上旬から4月上旬に前年枝の充実した枝をさします。夏ざしは、6月中旬から7月上旬に当年枝の固まりかけた枝(緑色が抜けてきたころの状態)をさします。さし木用土には、赤玉土、鹿沼土などを使います。
とり木:枝伏せ(下方の枝を押し下げて土に埋めること)をすることで、とり木を行うこともできます(圧条法ともいう)。
主な作業
剪定:剪定は、花が咲き終わった直後に開花した枝を対象に樹形を整えます。NHK出版より