「注意、危険、用心」 キョウチクトウ花言葉
キョウチクトウの特徴1
葉は長楕円形で、両端がとがった形。やや薄くて固い。葉の裏面には細かいくぼみがあり、気孔はその内側に開く。
花は、およそ6月より残暑の頃である9月まで開花する。
花弁は基部が筒状、その先端で平らに開いて五弁に分かれ、それぞれがややプロペラ状に曲がる。
ピンク、黄色、白など多数の園芸品種があり、八重咲き種もある。
日本では適切な花粉媒介者がいなかったり、挿し木で繁殖したクローンばかりということもあって、受粉に成功して果実が実ることはあまりないが、ごくまれに果実が実る。果実は細長いツノ状で、熟すると縦に割れ、中からは長い褐色の綿毛を持った種子が出てくる。ウィキペディアより
キョウチクトウの特徴2
キョウチクトウは、春から初夏に枝先で花芽がつくられ、6月下旬ごろから順次開花します。
それぞれの枝の生育状況により開花がずれるため、結果的に開花期が長くなります。
大気汚染にも強いため、工業地帯や幹線道路沿いの植栽など、都市緑化にも利用されます。
日当たりが悪いと花つきが悪くなるので植えつけ場所や、枝の混みすぎなどに注意します。なお、剪定時に切り口から出る白色の乳液には毒の成分が含まれているので、直接皮膚に触れないよう注意します。
キョウチクトウ 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりのよい場所を好みます。特に土質は選びませんが、水はけの悪い場所は避けるか、盛り土をして高植えにします。
水やり
庭植えで、植えつけ1年未満の株や、鉢植え株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
肥料
2月ごろに寒肥(元肥)として有機質肥料を株元の周辺に埋めておけば、そのほかは必要ありません。
病気と害虫
病気:炭そ病
4月ごろから葉に黒っぽい病斑が現れる病気で、梅雨入り以降発生がふえます。
害虫:キョウチクトウアブラムシ
4月ごろからふえ始めるオレンジ色のアブラムシ。枝先の吸汁害は花が咲かない原因になります。また、甘い蜜状の排せつ物が付着した葉にカビが発生し、すす病を併発します。
用土(鉢植え)
赤玉土中粒2に完熟腐葉土1を混ぜたものなど、水はけがよく有機物の多い保水力のある土が適します。
植えつけ、 植え替え
4月から6月、9月が適期です。もともと暖かい地域の樹木なので、植えつけ後、発根するまでのある程度の期間、土の温度が下がらない時期を選びます。
鉢植え、庭植えともに植えつけや植え替えるときに、植え穴またあ鉢土の底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として施しておきます。
ふやし方
さし木:6月から7月に10~20cmほどの穂木をとり、水あげ後土にさします。
とり木:6月から7月に枝の樹皮を3cm幅で木質部まではぎ取り、たっぷり湿らせた水ゴケで包み、ビニールで覆ってひもで固定し、乾燥を防ぎます。とり木部分は折れないように、必要に応じてあて木をします。2か月後に発根が確認できたら切り離します。
株分け:株立ち状に育った株は、5月から6月に根の周囲の土を掘り上げ、ノコギリで切り離して株を分けることができます。
主な作業
剪定:開花期の終わりごろの9月から翌年の3月までの間に、必要に応じて、伸びた枝や太くなった枝の間引きや切り戻しを行います。ただし、寒い地域では冬の作業は避けます。NHK出版より