「良い便り・メッセージ・希望」 アヤメ花言葉
アヤメの概要
アヤメは多くが山野の草地に自生し、他のアヤメ属の種であるノハナショウブやカキツバタのように湿地に生えることは稀。
葉は直立し高さ40~60cm程度。5月頃に径8cmほどの紺色の花を1-3個付ける。外花被片(前面に垂れ下がった花びら)には網目模様があるのが特徴で、本種の和名の元になる。花茎は分岐しない。
北海道から九州まで分布する。
古くは「あやめ」の名はサトイモ科のショウブ(アヤメグサ)を指した語で、現在のアヤメは「はなあやめ」と呼ばれた。アヤメ類の総称として、厳密なアヤメ以外の種別にあたる、ハナショウブやカキツバタを、アヤメと呼称する習慣が一般的に広まっている(施設名、創作物など)。ウィキペディアより
アヤメの概要2
アヤメ(Iris sanguinea)は高さ30~60cm、葉はまっすぐに立ち、茎の先端に1~3輪の花を咲かせる多年草です。
多数の茎が株立ちになり、短く這う根茎からは多数のひげ根が伸びています。
湿地の植物のように思われていますが、低山から高原の明るい草原に見られる植物です。
古くから栽培されていますが、ハナショウブやカキツバタほど園芸品種は生まれませんでした。
コアヤメ(I.sibirica)はヨーロッパ中部からバイカル湖西部原産で、高さ50~80cm、湿った草原などに見られます。
アヤメと異なり花茎が枝分かれします。シベリアン・アイリス(Siberian Iris)はコアヤメとアヤメ、その近縁種をもとにしてつくられた園芸植物です。
ジャーマンアイリスを小ぶりにしたような豪華な花と、豊富な色彩があり、とても丈夫なので日本でも少しずつ栽培が広がっています。
イチハツ(I.tectorum)は中国中部から南西部の原産で、標高500~3500mの草原や日当たりのよい丘などに見られます。高さは30~50cm、葉は幅広くて垂れ、4月から5月に10cmほどの青紫色の花が咲きます。
ニオイアヤメ(I.germanica ‘Florentina’)や、ジャーマンアイリスの古い園芸品種を「イチハツ」と誤認されていることがあります。
アヤメ 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日なたで育てます。日陰では栽培できません。庭植えの場合は10~20cmほど盛り土した場所に植えると、生育がよくなります。
水やり
鉢植えの場合は、表土が乾いたら十分に水を与えます。庭植えの場合は、よほど乾燥が続かないかぎり、水やりは必要ありません。
肥料
鉢植えの場合は、芽出し前の3月と、秋の9月に三要素等量配合の緩効性化成肥料を4号鉢に三つまみほど施します。庭植えの場合は、ほとんど必要ありません。
病気と害虫
害虫:ニカメイチュウ
ニカメイチュウは5月から7月に発生し、成虫は体長1cm強で灰色の小さなガです。茎の中に幼虫が食い入って茎を枯らします。
枯れた茎は切り捨てて処分します。幼虫は周囲のイネ科植物の枯れた茎で越冬するので、イネ科の雑草を冬の間に刈り捨てることも有効です。
用土(鉢植え)
水はけのよい土であれば土質を選びません。赤玉土小粒7、腐葉土3を混ぜたもののほか、市販の草花用培養土でもよく育ちます。
盆栽仕立てにする場合は鹿沼土と赤玉土、軽石の各小粒を等量配合したもので植えてもよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
2月から3月の芽出し直前か、花後(多くの地域では6月から7月中旬)に植え替えます。
よくふえてすぐに根詰まりを起こすので、鉢植えの場合は毎年植え替えます。庭植えの場合は特に植え替えの必要はありませんが、3年に1回は掘り上げて株分けします。NHK出版より