「誠実、冬の足音、高潔」 ノースポール花言葉
ノースポールの特徴
ノースポールは径3cmほど、中心が黄色の白い小ギクで、花期が長く育てやすい人気の一年草です。
比較的寒さに強く、関東地方以西の平地では秋にタネをまけば、防寒しなくても冬越しでき、冬から初夏まで花を楽しむことができます。
株はボール状に育って、最盛期には株一面に花を咲かせます。
「ノースポール」は、レウカンセマム・パルドサム(Leucanthemum paludosum)のなかの1園芸品種につけられた名前ですが、この品種にとどまらず、パルドサム種全体を指すこともあります。
また、パルドスム種は、かつてクリサンセマム属(和名キク属)に分類され、同じ属に分類されていたコレオステプス・ムルチコーレ(Coleostephus multicaulis)とともに、今も「クリサンセマム」という名前で流通しています。
ノースポール 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えでは、タネまき後は発芽まで日陰に置き、発芽後は、生育期間を通じて日当たりのよい場所で管理します。冬は、寒風を避けられる南向きの軒下などで冬越しさせましょう。庭植えでは、日当たりと水はけのよい場所に植えつけましょう。
水やり
鉢植えでは、土の表面が乾いてきたらたっぷり水を与えましょう。
庭植えでは、ほとんど水を与える必要はありません。
肥料
鉢植え、庭植えともに、10月から5月に緩効性化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=10-10-10)を施します。
病気と害虫
病気:灰色かび病、立枯病
10月から11月、4月から5月に、株が混み合って蒸れると灰色かび病や立枯病が発生しやすくなります。株と株の間隔を十分にとって、風通しをよくしましょう。
害虫:アブラムシ
10月から5月、特に新芽や蕾にアブラムシが発生しやすいので、よく観察して防除しましょう。
用土(鉢植え)
水はけと水もちのよい土を好みます。赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土に、リン酸分の多い緩効性化成肥料を適量混ぜたものを使用します。
植えつけ、 植え替え
適期は10月から12月、3月から4月です。根がよく伸びるので、根詰まりしていたら少し根鉢をくずして、20~25cm間隔に苗を植えつけましょう。
ふやし方
タネまき:9月から10月、タネをまいたら覆土は不要です。気温が高いと茎数がふえず、草丈ばかりが伸びてひょろひょろした株になってしまうので、まだ暑い時期に焦ってまいてしまわず、秋の彼岸ごろにタネをまくとよいでしょう。
主な作業
切り戻し:3月から4月、株が大きくなりすぎて、ほかの植物とのバランスが悪くなったら、1/3~1/2程度の高さで切り戻しましょう。NHK出版より