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「名声、名誉」ノウゼンカズラ花言葉

投稿日:2018年7月26日 更新日:

「名声、名誉」ノウゼンカズラ花言葉

ノウゼンカズラの特徴

蔓性落葉低木で、花期は7-8月。

蔓は長さ3mから10mほどまで成長し、他のものに吸着する付着根(木質の気根)を出して這い登る。

幹はフジと同じように太くなる。樹勢が非常に強く丈夫な花木であり、地下茎を延ばし蘖を周囲に芽生えさせ、繁殖する。

葉は奇数羽状複葉で対生する。小葉は2-6対(5-13枚)、長さは3-7cmで表裏面ともに無毛、幅は2-4cm、縁には粗い鋸歯がある。柄は無柄。側小葉は卵形ないし広卵形または楕円形で、その表面は濃緑色で光沢があり、裏面は帯白緑色。先端は鋭頭または鋭尖頭で基部は広い楔形。側脈は5-7対。

枝先に円錐花序を萌出し、直径6-7cmの橙黄色の花を対生する。

花房は垂下し、花冠は広い漏斗型で、先端は5裂し平開する。雄蕊は4本のうち2本が長い。

日本では結実しにくい。花は暖地では晩夏から秋にかけ大量に形成される。 落花すると、蜜がたれ周りを湿らすほど。

その蜜にメジロや蜂が集まってくる。その蜜は毒性があるといわれるが、根拠のない俗説・風評である。

ノウゼンカズラの利用

古くから観賞用に植えられており、庭園、公園などに庭木として利用される。日本での植栽地は本州東北地方以南で日当たりと水捌けがよい肥沃地に生育する。寒さを嫌うため植え付けは3月下旬から4月上旬にかけ行われる。

6月から7月上旬にかけ挿し木で殖やされる。また、樹勢が強く、よく成長するため落葉期の2月に前年の枝を全て切り落とし、幹だけにする整姿剪定が行われる。日光不足では花がつかず、蔓は固定していないと冬に枯れてしまう。

また、近年では赤花や黄花も作出されている。長雨で蕾が落ちやすい。

花や樹皮は漢方薬では利尿や通経に使われる。

園芸品種が複数存在し、ピンクや黄色などの花色もある。

新梢に房となって花が枝元から次々に咲き、花は毎日のようにすぐに散る。

花が終わった新梢をそのままにしておくと、樹の姿が乱れ、樹勢が衰えるので適切な剪定が必要。

鳥媒花であり、ハチドリが空中をホバリングしながら嘴を花の中にさし込んで蜜を吸う。ウィキペディアより

ノウゼンカズラ特徴2


ノウゼンカズラは暑い盛りに、ひときわ目を引く濃いオレンジ色の花を咲かせます。古くから庭木として親しまれてきた、つる植物です。気根を出して木や壁などを這い登り、夏の間じゅう、花を咲かせます。

ノウゼンカズラは中国原産で、平安時代の本草書『本草和名(ほんぞうわみょう)』(918年)に「乃宇世宇(のうせう)」の名が見られるほど、古くに渡来したといわれています。

また、石川県金沢市の玉泉園には、豊臣秀吉が朝鮮出兵の折に持ち帰ったとされる、樹齢400年になるノウゼンカズラの古木があります。古来より寺社などで栽培

され、近年は庭園樹として重要な位置を占めています。栽培は容易で、濃紅、黄などの花色の品種が流通しています。

ノウゼンカズラ 育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場
日当たりのよい場所で栽培します。日陰では、花が咲きにくく、蕾ができても落ちてしまいます。土質は特に選びませんが、粘土質など極端に水はけの悪い場所は避けます。

水やり
植えつけからしばらくの間は、土が乾いたら水を与えますが、その後は必要ありません。鉢植えでは、土の表面が乾いたら水やりします。

肥料
庭植え、鉢植えともに、寒肥を2月、さらに、4月から5月に緩効性化成肥料や油かすを施します。

病気と害虫
病気:特にありません。

害虫:アブラムシ
まれに新芽にアブラムシがつくことがあります。

用土(鉢植え)
‘オランジュ・タカラヅカ’などの小型の品種を除いて、庭植えで育てます。鉢植えでは、水もちと水はけを考慮して、赤玉土3と腐葉土1の配合土を使います。

植えつけ、 植え替え
植えつけは3月中旬から4月中旬に行います。植え穴に、掘り上げた土の1/3程度の堆肥や腐葉土を混合します。つる植物なので、這い登るためのしっかりした支柱や樹木、棚、フェンスなどの近くに植えることが必要です。また、つるは東や南の明るい方向に伸びていくので、伸びる方向を考えて、植え場所を選びましょう。

ふやし方
さし木で簡単にふやすことができます。6月中旬から7月の梅雨の時期に、葉を2~3枚つけた気根が出ている枝を切ってさせば、簡単に発根します。NHK出版より

ノウゼンカズラの種類(原種、園芸品種)

アメリカノウゼンカズラCampsis radicans


ノウゼンカズラに比べて花序が短いため、花がまとまって咲く。花は小さいが、花筒が長く、花色は赤みが強い。育てやすい。

 

アメリカノウゼンカズラ Campsis radicans ‘Flava’


アメリカノウゼンカズラの、オレンジ色を帯びた濃黄花の園芸品種。夏に咲く花はとても印象的。

 

‘マダム・ガレン’ Campsis x tagliabuana ‘Madame Galen’


ノウゼンカズラとアメリカノウゼンカズラの交配種。夏に濃い紅オレンジ色の花を咲かせる。生育おう盛で育てやすい。

 

‘オランジュ・タカラヅカ’ Campsis ‘Orange Takarazuka’


‘マダム・ガレン’とノウゼンカズラの交配種。花は紅オレンジ色で、中心が黄色。比較的小型なので、鉢植え栽培も可。

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