「恵まれている、幸福、協力」ブルーデイジー花言葉
ブルーデイジーの特徴
ブルーデージーの名で親しまれているのは半耐寒性多年草の、F・アモエナ(Felicia amoena)とF・アメロイデス(F. amelloides)です。
どちらも肉厚の葉をこんもりと茂らせ、細い花茎をたくさん伸ばして先端に青い花を1個ずつ咲かせます。
ブルーデージーの人気を高めたのは、F・アモエナの斑入り品種ですが、F・アモエナの白花、大輪のF・アメロイデスのほか、先のとがった小葉を分枝の少ない茎に密生させピンク花もあるF・エキナータ(F. echinata)や、細葉のF・フィリフォリア(F. filifolia)も出回るようになり、好みに合わせて種類を選べるようになりました。
いずれも高温多湿を嫌います。曇りの日や夜は、花弁が外向きに巻いてしまいますが、日が照ると再びきれいに開きます。
なお、フェリシア属の植物はアフリカに約80種分布していますが、日本ではフェリシアといえば、秋まき一年草のF・ヘテロフィラ(F. heterophylla)を指します。
ブルーデイジー 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりのよい場所で管理しますが、高温多湿を嫌うので、雨の当たらない涼しい半日陰で夏越しさせます。
冬は凍らせないように注意しましょう。
季節によって日よけや防寒が必要になるので、移動可能な鉢植えでの栽培がおすすめです。
庭植えにする場合は、軒下など雨の当たらない場所や、一段高くなった水はけのよい花壇を選んでください。
水やり
鉢植えは、用土の表面が乾いたらたっぷり与えましょう。梅雨から秋の彼岸までは、少し乾かし気味に管理します。
庭植えは特に与える必要はありません。
肥料
鉢植えは、真夏を除いた春から秋に緩効性化成肥料(N-P-K=12-12-12など)を施します。
少なめの肥料(規定の半分程度)を定期的に施し、肥料切れさせないようにするのがきれいに咲かせるコツです。
庭植えは、定期的に施す必要はありませんが、葉や花が小さくなったら、緩効性化成肥料か液体肥料(N-P-K=6-10-5など)を規定量施しましょう。
病気と害虫
害虫:アブラムシ
アブラムシが通年、発生します。冬越し中は風通しが悪くなりがちなので、より発生しやすくなります。
よく観察して、見つけしだい、手で取り除くか、薬剤で防除しましょう。冬の間に防除しておくと、春以降の発生が少なくなります。
用土(鉢植え)
高温多湿を嫌うので、水はけのよい用土で植えつけます。
赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土などに、リン酸分の多い緩効性化成肥料(N-P-K=6-40-6)を適量混ぜてください。水はけをよくするために、鉢底石を敷くとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
植えつけ適期は3月から4月です。適期以外でも、根鉢をくずさなければ植えつけることができます。
毎年、8月下旬から9月に、植え替えを行います。
植え替えの際に地上部を1/2程度残して切り戻しておきます。
根を傷つけると枯死するおそれがあるので、根腐れを起こしていないかぎり、根鉢はくずしません。
根腐れを起こした株は根鉢をくずし、用土を落としてから植え替えますが、回復が難しいことが多いので、さし木を行って新しい株を用意しておくとよいでしょう。
ふやし方
さし木:適期は4月から5月です。充実した茎を長さ5cm程度に切り、赤玉土小粒などにさします。発根するまで20~30日かかるので、日陰で乾かさないように管理してください。発根した苗を数本まとめて植えつけ、7月、9月から10月に摘心すると、短期間にボリューム感のある株になります。
タネまき:F・エキナータはタネがよくとれるので、タネまきでふやすことができます。適期は9月から10月です。NHK出版より
ブルーデイジーの種類(原種、園芸品種)
フェリシア・アモエナの斑入り
ブルーデージーといえばこれ。F・アメロイデスに比べて葉が細い。
フェリシア・アメロイデスの斑入り
フェリシア・アメロイデス‘ラクシャリーコサージュ’
大輪の花は存在感抜群。