「固い友情」ニオイヒバ花言葉
ニオイヒバの概要
日本へは明治時代に取り入れられた。
属名の Thuja はギリシャ語の「thyia(ある種の常緑樹)」に由来している。種小名の occidentalis は「西方の」という意味を持つ。
原種は高さ15m前後まで成長する。細根で根張りが良好であるために水分や肥料を好む。
ミノムシの食害を受ける事がある。半日陰の湿潤な環境を好む。外観はヒノキやサワラに類似しているが、性質は大きくことなる面がある。生育しやすい品種が多いために園芸品種は比較的安価に流通し、初心者向きとされる。繁殖は挿木で増やす。ウィキペディアより
ニオイヒバの特徴
ニオイヒバは樹高15mになる常緑高木で、北アメリカに分布します。品種により香りの強さに差がありますが、葉をもむとほのかな甘さを思わせる芳香を放ち、これが和名の由来となっています。
園芸品種では樹高が0.5~0.8m程度の小型のものもあるため植栽しやすく、樹形は円錐形や卵形、球形とバリエーションが豊富で、葉が黄色の品種も多くあります。葉色が黄色の品種は日当たりのよいほうが美しく発色し、冬の寒さにあうと橙色を帯びます。
球果は細い卵形で秋に熟し、タネには翼がある点がコノテガシワ属との相違点の一つです。刈り込みにも耐えるため樹形の維持もしやすく、生け垣の素材としても利用されるなど観賞価値の高いコニファーです。
ニオイヒバ 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日当たりと水はけがよい場所でよく育ちますが、夏に水切れを起こすと葉が部分的に傷み、樹勢が弱くなります。葉色が黄色の品種は日当たりが悪いと緑色が濃くなり、黄色の発色が悪くなります。
水やり
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで植えつけて2年以上たつ株は水やりの必要はありません。鉢植えでは水切れを起こすと葉が部分的に茶色になるので、特に夏場の水切れに注意します。
肥料
庭植えは2月に有機質肥料を、寒肥として株元の周辺に埋めておきます。鉢植えは3月に化成肥料を株元に追肥します。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:ミノガ類
ミノムシが発生します。種類により食害時期が多少異なりますが、春や7月から8月に幼虫が発生して葉を食害し、秋には枝にミノをつくり越冬し、やがて成虫になります。雌は自分のミノの中に卵を産むので、抜け殻だと思ってミノを放置すると年々数が増え、被害が大きくなります。
用土(鉢植え)
水はけがよく有機物の多い土にします。赤玉土(中粒)2に、完熟腐葉土または樹皮堆肥を1の比率で混ぜたものなどを使います。市販の培養土でもかまいません。
植えつけ、 植え替え
ポットなどで生産されているものが多く、このような株は根を切らずに植えつけができるので、特に植えつけ時期を選びません。
根を切って行う移植や掘り上げてまもない根巻き株の植えつけは11月から3月または梅雨の期間が最適期ですが、ニオイヒバはコニファーのなかでも移植に強いため、真夏を避け、植えつけ後の水やりに気をつければ問題はありません。
庭植え、鉢植えとも、植え穴または鉢土の底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。狭円錐形の品種の場合、若い苗木は幹が柔らかいので、細い支柱などで添え木をして主幹がまっすぐ伸びるように心がけます。NHK出版より