「気品、恵まれた人、日だまり」 プルメリア花言葉
プルメリアとは
プルメリア(Plumeria)はキョウチクトウ科インドソケイ属に属する植物の一般的な名称である。通常落葉樹で、花を付ける小灌木である。17世紀のフランス植物学者であるシャルル・プリュミエにちなんで名付けられている。
中南米、カリブ海諸国の原産で、300種類が確認されている。樹液には毒性があり、目や皮膚に悪い。
赤い花のプルメリア(Plumeria rubra=インドソケイ)はニカラグアの国花である。
タヒチ、フィジー、サモア、ハワイ、ニュージーランドなどの太平洋の島々でレイに好んで使われるのは、プルメリアの花である。花は女性の髪にも飾られ、未婚者は頭の右に、既婚者は左に飾る。
インドでは、赤い花のプルメリアの香りを入れた香をチャンパと呼び、ナグ・チャンパ(Nag Champa)などがある。
ウィキペディアより
プルメリアの特徴
プルメリアは丈夫で、1年を通じて開花する性質があるため、熱帯花木を代表する種類として世界中の熱帯地域で広く植えられています。
花には芳香があり、ハワイではレイにも使われます。枝は多肉質で柔らかく折れやすいですが、乾燥に強く、冬に乾かし気味に管理すると0℃近くまでの寒さに耐えます。プルメリア・オブツサ(Plumeria obtusa)とインドソケイ(P.rubra)がよく栽培されるほか、多くの園芸品種があります。
以前はさし木用の枝(穂木)だけが市販されていましたが、最近は鉢植えのプルメリアが一般にもよく流通するようになってきました。
高さ1m近くまでに成長した株でないと花は咲きにくいですが、30~50cmほどの高さでも十分開花する鉢植え向きの矮性タイプの品種も登場しています。
なお、葉や枝を切ったときに出る白い乳液は有毒なので注意してください。
プルメリア 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
できるだけ日光がよく当たる場所で管理します。
日光が不足すると間のびしがちになり、花も咲かなくなります。
暖地で庭植えにする際は、日当たりと水はけがよい場所で、また強風で傷みやすいので風当たりの弱い場所を選びましょう。庭植えにした株は10月中に掘り上げ、室内の明るい場所で冬越しさせます。
水やり
乾燥に強く、鉢土の表面が乾いてから水を与えます。特に冬は乾かし気味に管理します。過湿にすると徒長しやすく、また根腐れを起こしやすいので、水の与えすぎに注意します。庭植えにした場合は、根づいてしまえば特に水やりをする必要はありません。
肥料
春から秋の成長期に、リン酸がやや多めの置き肥を規定量施します。
病気と害虫
病気:特にありません。
害虫:カイガラムシ、アブラムシ
葉や茎にカイガラムシ、蕾などにアブラムシが発生することがあります。
用土(鉢植え)
水はけのよい用土が適します(赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土など)。
植えつけ、 植え替え
2~3年に1回は、植え替えを行います。根詰まりすると生育が衰え、花つきが悪くなります。
ふやし方
さし木:5月から9月に、枝を2節ほど切ってさし穂とします。さし木する際は、切り口から白い樹液が出るので、液をよく洗い流してからさします。
主な作業
剪定:大きくなりすぎた株は、室内に取り込む前の9月から10月に切り戻しを行います。冬越し後、間のびしていたり、先端が枯れている場合は、春ごろに好みの位置で切り戻しをしましょう。
切り戻しをすると、その下から新たな芽が出てきますが、秋に切った場合も、春に切った場合も、その後すぐには開花しないので、毎年切るのではなく、取り込むのに大きくなりすぎた場合や、冬に状態が悪くなってしまった場合に、切り戻しを行います。
剪定したあとは切り口に保護剤を塗っておくとよいでしょう。NHK出版より
プルメリア 種類(原種、園芸品種)
プルメリア・オブツサ Plumeria obtusa
キューバ、メキシコ原産。シンガポールなどの東南アジアやハワイなどで多く植栽されている。
熱帯では常緑性だが低温にあうと落葉する。葉の先端は丸みを帯び、花は白色。
インドソケイPlumeria rubra
原産地はメキシコからエクアドルにかけてで、高さ10mほどになる大型の落葉種。
花色は主に紅色で、多くの交配種がある。