「富、豊富」 ディモルフォセカ花言葉
ディモルフォセカの基本情報
科名 / 属名:キク科 / アフリカキンセンカ属(ディモルフォセカ属)
ディモルフォセカの特徴
ディモルフォセカは、早春から初夏まで咲き続け、6月ごろには枯れる秋まきの一年草です。
ディモルフォセカ属には多年草の種類もありますが、日本で出回っているのは一年草の種類です。
タネが大きくてまきやすく、成長が早いので、タネまき初心者にもおすすめです。
よく似ているオステオスペルマムは、多年草として扱われています。
夜間や天気の悪い日は花を閉じる性質があります。高温多湿に弱く、特に開花中に雨に当たると、枯れてしまいます。
原種のディモルフォセカ・シヌアタは、切り花として利用されています。
なお、属名の「ディモルフォセカ」は2つの形の果実を意味し、舌状花できるタネ(角張っている)と、筒状花にできるタネ(薄い円盤状)の、形状が異なることに由来しています。
ディモルフォセカ 育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
鉢植えは、9月中旬から3月までは日当たりのよい場所で管理しますが、12月から2月は霜よけを行うか、室内に取り込んでください。
4月から6月上旬までは日当たりのよい場所でもよく育ちますが、半日陰で管理したほうが花を長く楽しむことができます。
庭植えは、軒下など雨が当たりにくい、日当たりと水はけのよい場所を選んで植えつけます。
12月から2月までは霜よけをしてください。
水やり
鉢植えは9月から11月と、3月から6月は、土の表面が乾いたらたっぷり与えます。12月から2月は、土の表面が乾いたら少量与えてください。
肥料
9月中旬から5月まで、緩効性化成肥料と液体肥料を施します。液体肥料を施す目安は、2週間に1回です。
病気と害虫
病気:灰色かび病
3月から6月に発生します。発生を防ぐため、花がらと枯れ葉をこまめに取り除きましょう。
害虫:アブラムシ
春、新芽につきやすいので見つけしだい防除します。冬の間に早めに防除しておくと、春以降の発生が少なくなります。
用土(鉢植え)
水はけのよい土で植えつけます。赤玉土中粒4、腐葉土4、鹿沼土中粒2の配合土などに、リン酸分の多い緩効性化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=6-40-6など)を5g/リットル混ぜるとよいでしょう。
植えつけ、 植え替え
苗の植えつけ適期は3月から4月です。根鉢をくずさずに植えつけます。深植えにしないよう気をつけましょう。花後の6月には枯れてしまいます。
ふやし方
タネまき:適期は9月中旬から10月です。タネが隠れる程度に覆土し、本葉が2~4枚出たら、3~3.5号ポットに移植してください。
主な作業
花がら摘み:2月中旬から5月に行います。株が枯れてしまうので、6月以降は必要ありません。NHK出版より
ディモルフォセカの種類(原種、園芸品種)
‘スプリング・フラッシュ・イエロー’Dimorphotheca ‘Spring Flush Yellow’
分枝性がよく、たくさんの花を咲かせる。
同シリーズのオレンジ花もある。花径約5cm。草丈20〜30cm。
‘テトラ・ゴライアス’Dimorphotheca ‘Tetra Goliath’
分枝性がよく、株が大きく育つ。
切り花にも向く。花径6〜7cm。